グーは大騒ぎしている牛たちに「グーグーグー」と歌って聞かせた。
すると、牛たちは大騒ぎをやめて草原に寝転んで眠った。
そして、楽しい食事会の夢を見た。

牛たちは気持ちよく、目を覚ました。
牛たちは一斉にあくびをした。
そして夢を思い出した。

「どんなに美味しい食事でも、夢ではお腹いっぱいにならないね」

牛たちは周りをながめた。
そよ風が草原をゆらしていた。
色とりどりの草花の間を、蜂が飛び回っていた。

「蜂たちの羽音がブーンブーンと、まるで地球が動いている音みたいに聞こえる。
風にゆれる草の葉音がとても美味しそう」

牛たちは草原の草をもりもり食べ始めた。
そして満腹すると、草原をビューン、ビューンと走り始めた。
すると、牛たちはどんどんやせて、
体が引き締まって脂身がなくなってしまった。

そこに牧場の人がやってきた。
「こんなにやせた牛は硬くてまずそうだ」
人間たちはがっかりして、牧場から去って行った。

おかげで牛たちは長生きができた。

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