p-226「昼顔・Bindweed」

昼顔2017年映画。フジテレビの大ヒットドラマ「昼顔」の続編として制作され、翌年ノーカット放映された。このドラマは1967年仏伊合作映画「昼顔」にインスパイアーされた作品だ。私は「昼顔」と聞くとこちらの映画を思い浮かべる。

フジテレビのドラマは一度も見ていない。改めて筋書きを読むとかなり面白い。しかし、その後を描いた続編を初めて見た私にはかなり重く辛い映画だった。
不倫は不道徳だが恋としては最高に刺激が強い。
私は身につまされ、幾度も途中で止め、結局4回に分けて観てしまった。だから楽しめる映画ではない。しかし若返り、もう一度あのドロドロな関係を味わってみたい懐かしさはある。

テレビドラマに引き続き見た人たちは、かなりの没入感があったはずだ。
北野先生役の斉藤工は前髪で額を隠している。この手の男は幼児性が残り、大人になりきれないと分析される。対して上戸彩が演じたのは強い女だ。崩れる一歩手前で踏みとどまる魅力に溢れていた。

ちなみに触発された仏伊合作映画「昼顔」は・・ 上流階級の美しい若妻役カトリーヌ・ドヌーヴはパリで幸せな生活を送っていた。その一方、マゾヒスティックな空想に取り付かれて彼女は昼顔という名前で娼婦として働くようになる。

彼女の性生活は順調になって、夫婦関係も改善した。
こちらは不条理で面白い筋立てだ。
「昼顔」は娼婦の隠語でもある。