p-127「待ちぼうけ・To wait」個人蔵

天使「その後、彼女と上手く行っているの」トラ「最初は楽しかったけど、このごろは、喧嘩ばかりしている。もっとも、オレが悪いんだけどね」天使「彼女は来そうにないね」トラ「来なくてもいいさ。二人分飲んじゃうから」

「一苦一楽」苦労や楽しみを経てこそ、本当の愛や幸せを得られる。
物事に関しても、疑ったり信じたりして真理に辿り着く。楽しいだけの愛は長続きしない。物事は思い込んでいるだけでは真理に辿り着けない。

天使「色々あって、はじめて愛は本物になる」
しみじみとつぶやく。
トラ「そんなものなのかな」
天使「わたしにも経験があるから、そんなものよ」

洪自誠著・菜根譚では「花は五分咲き、酒はほろ酔いが良い」と中庸を最良としている。人は豊か過ぎても貧乏過ぎても不幸になって苦しむ。理想や目標が高すぎる時は少し下げ、少し頑張れば真の幸せが得られる。

苦しみばかりや楽しみばかりでは、やがて破綻が訪れ苦しむことになる。程よく苦しんだり楽しんだりする人生が一番素晴らしい。そのようにして晩年を迎えることができれば、美しい夕日のように素晴らしい老年を迎えることができる。

菜根譚では晩年を人生で一番素晴らしい時期としている。言い換えるなら、晩年が光り輝くように、人生を一歩一歩噛み締めて歩くべきなのだろう。